歯周病治療
- 歯並びや噛み合わせが悪い
- 天然歯でない歯がある
- 口で呼吸する頻度が高い
- 歯ぎしりをする頻度が高い
- 適合性が悪い被せものが入っていて、汚れが付きやすくなっている
- 不規則な生活習慣・睡眠不足・過労
- 偏食気味
- 喫煙する
- 思春期・妊娠中・更年期
- 定期的に歯科医院でお口の中をクリーニングしていない
- 歯周病の状態を検査・診断
視診・触診・打診・X線診査・歯周ポケットの測定・歯垢の染め出しなどさまざまな検査から患者様のお口の中をチェックします。 - 治療プランのご提案
患者様に最適な治療プランをご提案します。 - 歯周病初期治療
噛み合わせのチェック、歯石除去、ブラッシング指導などを行います。初期段階の歯周病を治療します。 - 歯周外科治療
初期治療で治すのが困難な歯周病は、最新機器を用いた外科手術を行います。 - 定期検診
定期的に検診を行い、歯周病予防をして健康な歯を維持します。
歯周病とは、お口の中の細菌が原因で引き起こる、歯や歯ぐきなどの病気のこと。 自覚症状に乏しく、放っておくと歯槽骨(顎の骨)を溶かしてしまい、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
当院では最新の技術を駆使し、独自の歯周病予防プログラムをご用意しています。
視診・触診・打診・X線診査・歯周ポケットの測定・歯垢の染め出しなどさまざまな検査から患者様のお口の中をチェックし、最適な治療プランをご提案します。
歯周病になりやすい要因をチェック
歯周病は自覚症状が乏しく症状が進行しないと発見が難しいため、日頃から定期検診を受診されることをおすすめしています。
当院では歯周病の検診には最新の機器を使用し、ゆったりとした個室スペースで治療します。
しかし、歯周病にならないためにも、普段から歯周病になりやすい要因をチェックして予防に心掛けましょう。
【お口の中】
【生活面】
担当衛生士制
当院では、経験を積んだ歯科衛生士が一人の患者さまをずっと担当する「担当衛生士制」を採用しております。
歯周病治療において担当衛生士制を採用するメリットは、なんといっても「同じ人の基準」で計測測定ができるということ。もちろん、歯周病検査には一定の測定基準があるのですが、測定する人によって、その数値が意外と大きく違いが出たりしてしまうこともあるからです。
担当衛生士は初診時より患者さまのお口の中を確認しながら処置を行いますので、数値では見れないようなお口の中の状態の変化も敏感に察知し、効果的なアドバイスや適切な処置を行うこともできます。
ブラッシングが上手になったが、日々の生活状況に変化はないか、など、患者さまとのコミュニケーションを大切にしながら2人3脚で治療に取り組んでまいります。
歯科用レーザーの活用
患者さまにとって負担の少ない治療を実現するために、当院では炭酸ガスレーザーを導入しております。
レーザー治療は痛みを和らげる効果だけではなく、その殺菌効果により治療後の炎症を抑えたり、傷の治りを早くする効果も期待でき、初期の虫歯や歯周病、知覚過敏や口内炎など、さまざまな分野において活用することができます。
歯周病治療においては、歯周ポケット内の奥深くまで繁殖してしまっている歯周病菌をレーザーによって殺菌・消毒します。
レーザーには血行促進効果もありますので、歯茎の治癒を促進し、短期間での治療が可能になるというメリットもございます。
医院によってはレーザー治療は自費で行っている場合もございますが、当院では基本的に保険治療の範囲内で必要に応じて活用させていただいております。
副作用もほとんどないことから、全身疾患をお持ちの方や妊婦さん、小さなお子様まで幅広く適用できますので、ご希望の方はお気軽にお申し付けください。
当院での歯周病治療
ブラッシング指導
ブラッシング指導とは、歯磨きのやり方の指導のことです。
歯磨きのやり方なんて、教えてもらわなくても解ってるよ!という方もいらっしゃるかもしれませんが、実は、ご自身ではちゃんと磨いているつもりでも、プラークを落としきれていないケースがとても多いでのす。
また、歯並びや歯の状態は年齢を重ねると共に変化してきますので、その時その時のご自身のお口の状態にあったブラッシング方法をマスターする必要があります。
当院では、患者さまのお口の中の状態や、磨き方の癖なども考慮しながら、丁寧に指導させていただいております。
スケーリング&ルートプレーニング
スケーリングとは、歯に付着しているプラークやこびりついた歯石を、スケーラーという専用の器具で除去することです。
歯石は、時間が経てば経つほど硬くなり、ブラッシングではなかなか取ることができません。そのため、プロの手によるケアが必要となります。
また、スケーリングの後はルートプレーニングを行い、歯の根の表面をツルツルになるように磨いていきます。こうすることで、歯の表面にプラークが付きにくくなります。
軽度~中等度の歯周病であれば、ご家庭でのブラッシングと歯科医院でのスケーリング&ルートプレーニングをしっかりと行うことにより、ほとんどの症状は改善が可能です。
歯周外科治療(フラップ手術)
歯周病が進行し歯周ポケットが深くなってしまうと、スケーリングやルートプレーニングでは歯周ポケットの奥深くまで入り込んでしまった汚れや歯石を除去することが非常に困難になります。
そのような場合には、歯ぐきの側面から歯ぐきを切り開き、歯根近くにある汚れを直視下で除去するためのフラップ手術が有効になります。
スケーリングやルートプレーニングの場合とことなり、直接目で汚れを確認しながら除去していくことができるため、歯石や細菌を徹底亭に取り除くことができるのがメリットですが、その反面、外科手術を伴う処置のため、患者さまのご負担は大きくなってしまう傾向にあります。
また、症状によっては適用できないケースもありますので、担当の歯科医師とよく相談されることをおススメします。
再生療法
歯周病で溶けてしまった骨は基本的には元に戻すことができないため、今までは歯周病により顎の骨が溶かされてしまうと、その骨に支えられている歯は抜くしかないという状況にありました。
ですが、現在では歯科医学の進歩により、いくつかの方法で骨の再生が可能となりました。
リグロス(保険適用)
リグロス(一般名:トラフェルミン)とは、骨の再生を促す成長因子を成分とした世界初の歯周組織再生医薬品です。
2017年4月から保険適用での治療が認められた薬剤で、進行してしまった歯周病でも歯を抜かずに治療できる可能性が高まると期待されています。
フラップ手術により歯石や汚れをしっかりと取り除いたあと、失われてしまった骨の部分にリグロスを塗布することにより骨と歯周組織の再生を図る方法で、現在は大学病院を中心に取り扱われています。
一般の歯科医院ではまだこの薬剤を導入している医院はほんのわずかですが、当院はいち早く診療に取り入れ、歯周病治療に活用しております。
エムドゲイン(自費治療)
エムドゲインとは、豚の歯胚組織からつくられたタンパク質を主成分とする歯周組織再生材料で、歯周病で溶けてしまった骨や歯周組織を再生させる治療です。
治療方法は記リグロスとほぼ同様で、フラップ手術により歯石や汚れをしっかりと取り除いたあと、失われてしまった骨の部分にエムドゲインゲルを塗布することで骨の再生を図ります。
エムドゲインは世界の約40ヶ国以上で使用されている安全性の高い材料で、2002年には日本でも厚生労働省の認可を受けておりますが、保険の適用が認められていないため、自由診療での治療になってしまいます。
また、すべての症例に適応できるわけではございませんので歯科医師とよく相談して治療を進める必要があります